愛しい声で紡がれた
苦手な横文字言葉を拾って
大丈夫
頷けるくらいには知っとうよ
…同じ横文字で返せ言われたら困るけど
「そっか、じゃあこれも嫌じゃなかったんだな」
優しい温度に溢れたてのひらが
髪に額に触れて
一度繋がった心根と唇と、止まらんと勝手に
「嫌って思うたこと一遍も、無い。一人で勝手に…苦しかってん。それだけや」
手を取れば
ほら
「そんなに思い詰めないで言ってくれたらいいのに…ってそりゃ酷だよな」
「だ、だって分からんかってんもん…」
指を絡めて
親愛でも憧れでもない 別の 好き を
「とりあえず……よくできましたッ!」
「…めっちゃ嬉しい。もーーーー大好き!!」
たくさんの抱擁で伝えたい
「んじゃ、今度はちゃんと俺に言ってくれるよな?告白!」
意地悪でもええの
「…え、うぇ、あんたがええって言うたやんか……!あれじゃあかんの!?」
優しかったらもっとええけど
「うん、でも俺はたっつんの口からちゃんと聞きたいし」
いつだって本当に優しいねんもん
ね
だから
「……えー…と」
ほら
「ずっと、あたしと一緒に居て欲しいねん」
迷わんと
「そんでいつか…いつか あたしの、に、なって。」
残さず伝えて
「………好きやから。」
「……返事はこれで。」
本当の気持ちを
残さず言えたご褒美は
手の甲
唇
まるで
遠い記憶のもっと向こう
ちっさな頃に 誰かに読んでもうた御伽噺のようで
「……はい。」
たくさんの約束をしよう
目一杯の大好きを捧げよう
だってあんたは、
。
土蜘蛛の巫女×鋏角衆
仁奈森キャンパス2年1組
***
シルバーレインのPCが綴る日記
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